不動産業界で働いていない自分が、マンション界隈の動きを知るにはどうしたらいいか。
考えて思いついたのが、業界紙を読むこと。
さっそく「マンション管理新聞」の定期購読を申し込んでみました。マンション管理新聞の詳細は「マンション管理に関する雑誌・新聞」にまとめています。
新聞が届いてみると素人には面白い点がありました。慣れると忘れそうなので書き残します。
面白い点①「見積もり参加者募集」がいっぱい掲載

マンション管理新聞は、普通の新聞より小さいいわゆるタブロイド版で、16ページのこじんまりとした新聞です。
その中に「見積もり参加者募集」の記事が4つもあります。
マンション管理組合が、大規模修繕や管理業務の委託先を探すために、見積もりを募る記事で、無料で掲載できるようです。
管理組合は無料で専門業者に広く見積もりを募ることができる。
管理業者は効率よく全国の見積り依頼を知ることができる。
双方にとって便利な機能ですね。
そしてこれが、この新聞が1985年の創刊から長く続いているツボの一つなんでしょうね。
そういえば、自分のマンションの総会でも、専門紙で修繕の見積もりを募集したと言っていたことを思い出しました。今思えば、それがこの「マンション管理新聞」だったんでしょう。
それを思って急にこの新聞を身近に感じました。
面白い点② 深すぎて意味がわからない記事も
たとえば2019年1月15日号の2面は全面ブチ抜きで
『管理組合法人化率 3.6%程度:最多は東京都 北海道が3位』
という記事です。
ただそこには管理組合を法人化するメリットなどは書かれておらず、当然知っていることが前提のようです(業界紙だから当たり前か)。
そして、3.6%という数字がどんな意味合いを持つのか(想像以上に高い?低い?なにかそれにより懸念される・喜ばしいことがある?)は、特に書かれていません。
というわけで、私にはこの記事が意味することがサッパリ?でした。奥が深い・・・
その他の掲載記事
業界紙だけあってふだん目にしない記事が満載です。
たとえば2019年1月15日号のトップ記事・ピックアップ記事は以下のとおりです。
- 東京建物アメニティサポート、西新サービスの管理事業継承。管理受託戸数9万戸目前に
- リフォーム・リニューアル調査報告。管理組合発注工事、前年同期比16.2%
- 管理会社2社に業務停止命令
- 管理会社トップ年頭あいさつ
- 生活マナー・ルール 4か国語で
うーん、深い。
おわりに
マンション管理新聞は、管理組合、管理業者どちらにも便利な見積もり参加者募集の役割を果たしている。
そして当然ですが業界の深いニュースが満載、中には素人には意味が分からない記事も。
月3回(5日、15日、25日)届くことを考えると、なかなか勉強になりそうなので、勉強して少なくとも意味は理解できるようにしたいものです。
購読料は年額16,200円(税込)。1部あたり450円。ちょっと値が張りますが、業界の最新ニュースが手に入りそうなのでこの先楽しみです。
