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東京BRT晴海のルート・バス停と新橋・虎ノ門までの所要時間

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2020年10月から運行が始まった東京BRT。2022年12月時点ではプレ運行1次として晴海→虎ノ門のルートだけが運行されています。

停留所が少なく、定時運行性に優れているというのがウリのBRT。実際のところどうなのか乗ってみました。

要点まとめ
  • 東京BRTのルートは2022年12月時点では晴海→虎ノ門のみ
  • 間の停留所は勝どき、新橋の2か所のみ
  • かかる時間は晴海から新橋まで16分、虎ノ門まで29分
  • 虎ノ門に8時前、8時半、9時半に到着する便が混む
  • 今後、豊洲やお台場に行くルート(2023年?)、晴海フラッグに行くルート(2024年?)もできる
  • さらに東京駅方面や、東京ビッグサイト・東京国際クルーズターミナルへの延長も検討
  • 車両は連接車両と燃料電池バスの2種類。内装は近未来チック
晴海フラッグタワー棟DUO。南向きも坪単価290万円〜。45階東向き71平米8,600万円台の絶景お買い得部屋も運良くHarumi Flagタワー棟 SKY DUOのモデルルームの予約が取れたので行ってきました。モデルルームは晴海トリトンの近くに移...

東京BRTのルート

2022年12月時点ではプレ運行一次として1ルートのみです。

出典:東京都都市整備局

東京2020オリンピック後にプレ運行2次として、豊洲やお台場に向かう2路線が予定されていましたが、利用客が少ないせいか実現していないようです。

というわけで現在のルートは「晴海→勝どき→新橋→虎ノ門」の1ルートのみです。

東京BRTのバス停

土曜日に晴海から虎ノ門まで実際に乗ってみました。

晴海

始発の晴海はトリトンスクエアからは少し離れた、晴海三兄弟マンション(クロノレジデンス、ティアロレジデンス、パークタワー晴海)の目の前の野原の中にあります。

かつて晴海全体が埠頭だった頃、海から荷揚げされた荷物を運ぶ鉄道が通っていました。ここはその操車場の敷地です。数年前まではレールの跡が残っていました。

ここを出たBRTは晴海通りを環状2号線に向かいます。晴海フラッグ入り口を曲がり環状2号へ。

勝どき

勝どき停留所は高架になっている環状2号を降りたところにありました。

停留所は看板が立っているだけ、これは横からなので見えないですが。日よけもないので都バスよりさみしい停留所かもしれません。

勝どきを出るとまた環状2号に乗りますが、新橋駅に寄るために築地市場の脇を通ってまた環状2号から離れます。

新橋

新橋の停留所はゆりかもめの駅あたり。

電通前を新橋方面にまがるとすぐ停留所でした。車内の明かりが写り込んでいてすみません。

ここは勝どきとは違って屋根やガラス壁もあるゴージャスな停留所です。

虎ノ門

終着駅の虎ノ門は虎ノ門ヒルズの1階です。

建物の中に立派なBRTの駅がありました。

東京BRTの所要時間

BRT公式ツイッターによると、2022年11月の平日朝のラッシュ時にかかる時間はこうなっています。

晴海フラッグと、今の晴海ターミナルの距離感は同じくらいなので、晴海フラッグにBRTが来たときの目安もこれくらいかもしれません。

晴海から

  • 晴海→新橋:16分
  • 晴海→虎ノ門:29分

勝どきから

  • 勝どき→新橋:8分
  • 勝どき→虎ノ門:21分

混むタイミングは3回ほどあるようで、この便は曜日によっては座席数の1.5倍の乗車があります。

  • 晴海7:13発→虎ノ門ヒルズ7:42着
  • 晴海7:58発→虎ノ門ヒルズ8:27着
  • 晴海8:58発→虎ノ門ヒルズ9:27着

虎ノ門に8時前、8時半、9時半に到着する便が混むようです。

私が乗った土曜午後は、晴海からの乗客が私を含めて3人しかいなくて、存続できるか心配になったんですが、平日は混雑しているようでよかったよかった。

東京BRTの料金

料金はどこから乗ってどこで降りても一律220円です。

東京BRTの路線拡張計画

プレ2次運行時(2023年?)

プレ2次運行で、豊洲方面やお台場方面までの延長を予定しています。

2022年11月に東京都が停留所の準備が完了したので運行開始に向けた手続きを行うと発表しているため、2023年には運行が始まるかもしれません。

  • 幹線ルート:虎ノ門→新橋→勝どき→豊洲市場前→有明テニスの森→国際展示場→東京テレポート
  • 晴海・豊洲ルート:虎ノ門→新橋→勝どき→晴海中央→晴海BRTターミナル→豊洲→豊洲市場前

幹線ルートは豊洲市場に行くときに便利そうです。

これまで山手線の駅から豊洲市場に行くには、新橋からゆりかもめで30分くらいかけて行くか、有楽町から有楽町線で豊洲まで出てゆりかもめに乗り換える必要がありました。

幹線ルートなら新橋から10分くらいで豊洲市場に行けそうです。(まあ、今は豊洲市場に行っても見るものがほとんどないんですが・・・)

それに対して豊洲ルートは誰が使うんでしょう?豊洲→虎ノ門は有楽町線から銀座線もしくは日比谷線乗り換えで20分で行けるし、豊洲→豊洲市場はゆりかもめが走ってるし。

引き続き、晴海3兄弟マンションのための路線となりそうです。

本格運行時(2024年1月?)

本格運用でBRTは晴海フラッグに乗り入れます。入居が始まる2024年1月からでしょうか。

晴海フラッグ内の乗り場はこのような感じですが、上の地図に「晴海フラッグ内の停留施設名称及び運行ルートは本格運行時までに決定します」という記載があります。

出典:東京都都市整備局

定時運行性がウリのBRTにしては、ちょっと停留所の数が多い気がしますが、各VILLAGEに住む方のことを考えるとやむなしですかね。

将来の延長

東京都都市整備局のHPに載っている地図には点線で「将来の検討路線」が載っていました。1つ目は「新橋」から銀座・東京駅に向かうルート。

2つ目は「国際展示場」から「東京ビッグサイト」に伸びるルート。3つ目は終点のお台場の「東京テレポート」から船の科学館がある東京国際クルーズターミナルまで伸びるルートです。

鉄道と違って自由にルートを設定できるBRTの強みを生かした展開計画です。

道が広い埋立地の②東京ビッグサイト、③東京国際クルーズターミナルへの延長は現実的だと思います。

しかし道が広くない①銀座・東京駅方面への延伸は、運行時間が読めなくなってしまうし、新橋でも十分な量の電車に乗り換えられる(JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、東京メトロ銀座線、都営浅草線)ことを考えると、現実には延長は難しいと考えます。

東京BRTの車両

東京BRTの車両は2種類です。

  • 連接車両バス(ハイブリッド):座席38+立席74+乗務員1名 合計113名
  • 燃料電池バス(水素燃料):座席25+立席51+乗務員1名 合計77名

連接車両は運べる人数が1.5倍ということで混雑の解消が期待されます。

が、連接車両は2022年12月2日から故障で運行を中止しているようです。今回もこのバスを期待していったんですが乗れなかった、残念!

こちら燃料電池バスの内部です。

窓が大きく床も天井もフラットで近未来的な感じがします。

停留所ではドア側が低くなるように車両が傾いて、車椅子でもそのまま乗り降りできるそうです。

また燃料電池で発生する電気で走るため、エンジン音がせず、とても静かです。近未来感があふれるスタイリッシュなバスです。

それにしても連節バス乗りたかった・・・乗客数が少なくてこのまま引退なんてことありませんように・・・

まとめ

東京BRTはこんなバスです

  • 東京BRTのルートは2022年12月時点では晴海→虎ノ門のみ
  • 間の停留所は勝どき、新橋の2か所のみ
  • かかる時間は晴海から新橋まで16分、虎ノ門まで29分
  • 虎ノ門に8時前、8時半、9時半に到着する便が混む
  • 今後、豊洲やお台場に行くルート(2023年?)、晴海フラッグに行くルート(2024年?)もできる
  • さらに東京駅方面や、東京ビッグサイト・東京国際クルーズターミナルへの延長も検討
  • 車両は連接車両と燃料電池バスの2種類。内装は近未来チック

 

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