
晴海フラッグ(HARUMI FLAG)は、2020東京オリンピックの選手村として創られる建物をそのまま使うマンション。中央区というすばらしい立地にもかかわらず割安なところが一番の魅力です。
ただ唯一の弱点は「交通の便」。
今回はレンタル自転車「コミュニティサイクル」が通勤に使えるか、実際に現地から通勤に使うと思われる駅まで走って、確かめてみました!









晴海フラッグの交通の便
晴海フラッグの交通の便は以下の通り。
- 次世代バスBRT(エリア内に乗降所あり):汐留・虎ノ門行き
- 都営大江戸線「勝どき」駅(徒歩17〜22分)
- 都営バス(エリア内に乗降所あり):東京駅丸の内南口行き、四谷駅行き、錦糸町駅前行き
- コミュニティサイクル(敷地内に300台分のポートを設置)
BRTがメインでPRされていますが、実際はピーク時でも1,200人/時間という輸送力で、これは地下鉄有楽町線1本の1,500人にも満たない数字です。
晴海フラッグの住民が1万2千人ということを考えると、かなりの混雑が予想されます。
そこで気になるのが「コミュニティサイクル」。近くの駅まで自転車で行ってしまおうという作戦です。
コミュニティサイクルとは?
晴海フラッグに設置されるコミュニティサイクルとは、すでに都内9区※で540か所のポートがあり5,700台が配置されている、レンタル自転車サービスです。(2018年10月末時点)
※千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区
ポートの場所はこちらで確認できます。駅の周りにはだいたいポートがあります。
料金は3つのプランがあります。
1回プラン | 月額プラン | 1日プラン | |
基本料金 | 0円 | 2,000円/月 | 1,500円/日 ※ICカード発行の場合+500円 |
利用料金 | 30分以内なら150円 30分を超過した場合100円/30分 | 30分以内なら0円 30分を超過した場合100円/30分 | ー |
後述の通り、晴海フラッグからは30分以内で周りの駅に行けるので、月額プランに入れば基本料金の2,000円/月だけですみそうです。
晴海フラッグには300台分のポートが作られるとのことです。

コミュニティサイクルのメリット
コミュニティサイクルは、自分の自転車と違って乗り捨てができるので、帰りに疲れていたり雨が降っていたら自転車に乗らずBRTで帰る、といったことも可能です。また駅の周りの駐輪場契約も不要です。
さらにスマホアプリを使うと、どのポートに何台自転車があるか分かり、その場で予約もできます。これにより、ポートに行っても自転車がない、ということを防げます。
なお、コミュニティサイクルは電動自転車を使っているので、漕ぐのがかなり楽です。特に湾岸部は平坦に見えるものの、橋が多く自転車で登るのは疲れるので、電動だと大変助かります。
コミュニティサイクルのデメリット
問題は2つあります。①自転車が足りなかったらどうするか、②雨の日どうするか。
①自転車足りない、については、早く出発することで回避できるかもしれません
②雨の日については、タクシーを使って新橋駅・勝どき駅・月島駅に行くか、BRTに頼るかしか対応策は無さそうです。
雨の日にタクシーに頼るとどれくらいお金がかかりそうか、実際に乗ってかかった料金と、2018年間の雨の日数から予測しました。

都営バスも使えそうです。

コミュニティサイクルで周りの駅までかかる時間
このコミュニティサイクルは、実際に晴海フラッグではどれくらい使えるのでしょう。主要な駅まで走って、どれくらいの時間がかかるか調べてみました。
確かめたのは3ルートで、かかった時間は以下のとおりです。
- 晴海フラッグ⇒新橋駅13分⇒東京駅(丸ビル)24分
- 晴海フラッグ⇒勝どき駅7分⇒月島駅10分
- 晴海フラッグ⇒豊洲駅9分

スタート地点は、中央清掃工場の前です。出発するポートの場所によっては最大+2分くらい多くかかると思います。

それぞれのルートについて見ていきます。
※かかる時間は、もちろん脚力や信号待ち時間などによって変わるので、その点ご了承ください。
ルート①新橋駅13分・東京駅24分
まずは新橋を通って東京駅に向かうルート。こんな人におすすめです。
- 職場が次の沿線沿いにある:山手線、京浜東北線、銀座線・都営浅草線・都営三田線
- 職場が有楽町・大手町など東京駅の周りにある
かかる時間は新橋まで13分、東京駅(丸ビル)まで24分です。
ルートの概要は以下のとおりです。
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1)晴海フラッグから環状2号線で築地エリアへ
2)汐留を通って新橋駅へ(新橋駅までの場合ここで自転車返還)
3)新橋からコリドー街を通って有楽町・東京駅へ
環状2号線で築地エリアへ
環状2号線は自転車でもかなり走りやすい。
歩道を通ることになりますが、新しい道路だけあって幅がかなり広く取られ、このように歩行者とエリア分けされています。

このルートはいくつか橋をわたることになりますが、1か所だけ築地大橋の手前で車道から離れ、自転車道を登らないといけません。ただここも電動自転車なら苦もなく登れます。

登りきるとそこは手前に浜離宮、遠くに東京タワーを望む絶景です。
橋を渡るとその先は築地。2019年6月時点では築地市場の解体の真っ最中でした。

汐留を通って新橋駅へ
新橋駅のコミュニティサイクルのポートはここです。新橋駅で電車で乗る場合はここで返します。
晴海フラッグから13分かかりました。

新橋駅まではこのポートから歩いて2分くらいです。
コリドー街を通って有楽町・東京駅へ
新橋駅から東京駅に行くには山手線に沿って移動します。コリドー街を通って

有楽町駅から丸の内側に少し入り

しばらく行くと東京駅です。ポートは丸ビルの脇、駅が見える場所にあります。

新橋駅からは11分、晴海フラッグからは24分で到着しました。
BRTは晴海フラッグから汐留まで10分で結ぶ予定ですが、自転車でも13分。晴れていればじゅうぶん代わりに使えそうです。
また東京駅まで行っても30分程度。通勤ラッシュに無縁と考えるとなかなかいい手段だと思います。
他のルートより大きな橋が多くアップダウンがきついので、体力も付くかもしれません。
ルート②勝どき駅7分・月島駅10分
次は勝どき駅を通って月島駅に向かうルート。こんな人におすすめです。
- 職場が次の沿線沿いにある:都営大江戸線・有楽町線と、有楽町線から1回乗り換えの南北線・半蔵門線・千代田線・日比谷線・丸ノ内線・東西線・都営新宿線・中央線・総武線
かかる時間は勝どき駅まで7分、月島駅まで10分です。
ルートの概要は以下のとおりです。

1)晴海フラッグから晴海通りを通って勝どき駅へ
2)清澄通りを通って月島駅へ
晴海通りを通って勝どき駅へ
晴海通りは歩道もかなり広く、歩行者とエリア分けしているので自転車で走るのも快適です。

勝どき駅までは自転車で7分くらいでした。

清澄通りを通って月島駅へ
勝どき駅から月島駅までは一直線、2分くらいで着きます。コミュニティサイクルのポートは月島図書館の駐輪場にあります。
すぐそばに地下鉄の入口があるのでそこを降りてもいいですし、気候がよければ、もんじゃストリートを歩いて駅に向かうのもいいかもしれません。
もんじゃストリートは下町の雰囲気が漂う、いい感じの町並みです。

このルートは、勝どき駅まで7分、月島駅まで10分でした。
距離は短いものの2つの橋のアップダウンが大きく、意外と時間がかかるルートでした。
私自身は有楽町線に乗るんだったら、次の豊洲駅に向かうルートを使います。理由は後述。
ルート③豊洲駅9分
最後は豊洲駅に向かうルート。こんな人におすすめです。
- 職場が次の沿線沿いにある:有楽町線と、有楽町線から1回乗り換えの南北線・半蔵門線・千代田線・日比谷線・丸ノ内線・東西線・都営新宿線・中央線・総武線
かかる時間は豊洲駅まで9分です。個人的にはこれが一番おすすめ。
ルート概要は以下のとおりです。
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1)晴海フラッグから晴海通りを豊洲方面へ
2)晴海と豊洲を結ぶ晴海橋を渡って豊洲駅へ
晴海通りを豊洲方面へ
晴海通りの豊洲方面は歩道は広いのに、通る人は少なく快適です。
下の写真の右側はかつて貨物線の操車場だったところ。2020オリンピックに向けて駐車場にすべく工事中です。

このルートのいいところは、季節の自然が楽しめるところ。例えば晴海橋手前のこの木立。桜のアーチなんです。春は素晴らしい眺めになります。

晴海橋を渡って豊洲駅へ
晴海と豊洲を結ぶのが晴海橋。その脇にはかつての貨物線の橋が遺構として残っており廃線好きにはたまらない景色。後ろはららぽーと豊洲とパークシティー豊洲です。

桜の足元にはあじさいが。

さらに行くとアニヴェルセル豊洲があり

その先には豊洲駅があります。ポートの場所は駅のすぐそばです。

このルートでは豊洲駅まで9分。距離が短い月島より早く着きました。交差点が少なく信号待ちがないのと、道が平坦なのがその理由です。
またこの道は自然を感じられるルートでもあります。通勤でこの道を通ると季節の移り変わりを感じられるはず。
都心に出るなら、月島駅に行ったほうが1駅近くなりますが、時間にすると3分くらい。逆に座れる確率は上がります。
ということを考えると、有楽町線に乗るなら月島駅より豊洲駅がいいんじゃないかなと思う次第です。

参考:新橋・勝どき・月島から都内主要駅までの乗車時間
晴海フラッグから行ける駅は、新橋・勝どき・月島・豊洲とありますが、乗り入れる路線の数は新橋駅が圧倒的です。
- 新橋駅:JR山手線、JR京浜東北線、JR東海道線、JR総武線快速、東京メトロ銀座線、都営浅草線、ゆりかもめ
- 勝どき駅:都営大江戸線
- 月島駅:東京メトロ有楽町線、都営大江戸線
それぞれの駅から、都内主要駅までの乗車時間をまとめました。平日朝8時発、乗り換え時間を含みます。カッコ内は乗り換え回数で記載なければ乗り換えなし。※2019年6月時点
やはり基本的にどこに行くにも新橋駅が圧倒的に便利ですね。あと、最寄りの勝どき駅よりも、ちょっと遠い月島駅まで行った方がどこに行くにも早そうです。
新橋発 | 勝どき発 | 月島発 | ||
山手線 | 東京 | 5分 | 20分 (2回) | 12分 (1回) |
品川 | 8分 | 19分 (1回) | 19分 (1回) | |
渋谷 | 14分 | 25分 (1回) | 21分 (1回) | |
新宿 | 17分 (1回) | 24分 | 24分 (1回) | |
池袋 | 26分 (1回) | 32分 (1回) | 25分 | |
秋葉原 | 9分 | 24分 (1回) | 16分 (1回) | |
上野 | 13分 | 20分 (1回) | 18分 (1回) | |
総武線・中央線 | 錦糸町 | 13分 | 15分 (1回) | 13分 (1回) |
御茶ノ水 | 14分 (1回) | 22分 (2回) | 20分 (2回) | |
四ツ谷 | 9分 (1回) | 22分 (2回) | 18分 (1回) | |
飯田橋 | 15分 (1回) | 23分 | 15分 | |
地下鉄 | 溜池山王 | 4分 | 18分 (1回) | 17分 (1回) |
永田町 | 8分 (1回) | 16分 (1回) | 9分 | |
表参道 | 11分 | 22分 (1回) | 18分 (1回) | |
日本橋 | 4分 | 13分 (1回) | 11分 (1回) | |
大手町 | 10分 | 15分 (1回) | 12分 (1回) | |
その他 | 羽田空港 | 30分 | 39分 (1回) | 41分 (1回) |
川崎 | 16分 | 32分 (1回) | 30分 (2回) | |
横浜 | 25分 | 41分 (2回) | 38分 (2回) |
まとめ
晴海フラッグは交通の便が一番の課題ですが、敷地内にポートができるコミュニティサイクルが結構使えそう。
実際に現地から走って試したところ、新橋駅までは13分、東京駅は24分。勝どき駅に7分、月島駅には10分。豊洲駅には9分。
どのルートも通勤に十分に使えそうです。
↓雨が降ったとき用にタクシーやバスも試しました。








